ターニングポイント(転換点)
人物の選択や事実の発覚によって、物語が向きを変える決定的な瞬間。
最終更新ターニングポイントとは、物語の流れを決定的に変えてしまう瞬間のことです。プロットポイント全般と違い、ターニングポイントの特徴は、取り返しがつかないことにあります。この瞬間を境に、物語はもう元の状態には戻れません。物語全体の見え方を変えてしまうような、人物の大きな決断や事実の発覚と重なることがよくあります。
『ブレイキング・バッド』で、ウォルター・ホワイトがジェーンを見殺しにすると決める場面は、きわめて重要なターニングポイントです。追いつめられて必死の選択をする共感できる人物から、自分の利益のためなら人を死なせることもいとわない男への変貌を、はっきりと刻みつけています。『ハムレット』では、劇中劇の場面がターニングポイントです。クローディアスの罪が確かめられ、ハムレットは行動へと追い立てられるからです。
ターニングポイントがふつうのプロットポイントと違うのは、物語そのものを変えてしまう力をもっている点です。プロットポイントは物語を前へ進めますが、ターニングポイントは物語を別のものに変えます。最も効果的なターニングポイントは、外の状況と主人公の内面とを同時に変え、そのあとに続くすべてを塗り替える波紋を広げます。