用語集

テーマ(主題)

物語が人物や葛藤、出来事を通して探っていく、中心となる考えや根底にある意味。

最終更新

テーマとは、プロットの表面の下で物語が探っている、根底にある意味や中心となる問いのことです。題材とは違います。ある小説の題材が戦争であっても、そのテーマは無垢が損なわれていくことかもしれませんし、暴力のむなしさかもしれません。テーマがあるからこそ、物語は出来事の羅列を超えた重みをもち、ページの上の人物たちよりも大きな何かを描いていると感じられるのです。

『アラバマ物語』では、社会に根を張った不正に立ち向かう道徳的な勇気というテーマが、すべてのサブプロットに行き渡っています。『グレート・ギャツビー』では、アメリカン・ドリームの空しさというテーマが、ギャツビーの豪邸に、彼のシャツに、そして対岸の緑の灯に体現されています。ジョージ・オーウェルの『一九八四年』は全体主義による支配というテーマをあまりに力強く描いたため、この小説は監視社会や権力者の言葉の操作を指す代名詞になりました。

テーマは、演説やあからさまな象徴によって押しつけるのではなく、人物と葛藤から自然に浮かび上がってくるべきものです。物語の意味を独白で語ってしまう人物を書いていると気づいたら、テーマを描写するのではなく説明してしまっています。最も効果的なのは、その望みと障害が自然にテーマを照らし出すような人物をつくることです。意味は読者に見つけてもらいましょう。手渡してはいけません。

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