製品アップデート

原稿にバージョン管理が登場。レイアウトの刷新と30件のエディター修正も

Plotiar編集部約7分で読めます

先週は作品の一般公開、表、数式をリリースしました。今週は、私たちが最初からずっと作りたかったものを作りました。開発者ではなく書き手のために設計されたバージョン管理システムです。さらに、レイアウトの全面的な見直し、スタートガイド、そして地味に皆さんを悩ませていた約30件のエディター修正もお届けします。

原稿に、ようやく命綱ができました

どんな書き手も恐れている場面があります。冒頭の章を書き直して、2日後に元のほうが良かったと気づく。たいていの執筆ツールでは、戻りすぎないように祈りながら、編集をひとつずつ取り消していくしかありません。あるいは「第1章_v3_最終版(本当に最終).docx」のような名前でコピーを保存してきたかもしれません。誰もが通ってきた道です。

Plotiarに、本格的なバージョン管理の仕組みが入りました。機能を削った自動保存でも、見分けのつかないタイムスタンプの一覧でもありません。名前つきのスナップショット、別案を試せるドラフト、左右に並べての比較を備えた、本物の仕組みです。

スナップショットは、好きなときに作れるプロジェクトのコピーです。章を書き終えたら、「第7章 初稿」という名前でスナップショットを撮る。大きな構成変更に取りかかる前にも、まずスナップショットを撮る。スナップショットはそれぞれプロジェクトの状態をまるごと記録していて、どれにでもすぐに復元できます。

ドラフトは、プロジェクト全体の並行バージョンです。メインの原稿には手をつけずに、まったく違う結末を試してみたい。そんなときはドラフトを作りましょう。ドラフトはメインのバージョンと並んで存在する完全なコピーで、いつでも切り替えられます。名前を変えたり、うまくいかなかったものを削除したり、うまくいったものを残したりできます。

比較では、任意の2つのバージョンを左右に並べて、何が変わったのかを正確に確認できます。スナップショット同士、ドラフト同士、あるいはその組み合わせを選ぶと、すべてのコンテンツにわたる追加、削除、変更をはっきり示す差分が表示されます。変更を取り込みたくなったら、マージツールが統合してくれます。

スナップショットツリーは、ドラフトが互いにどう枝分かれしているのか、どのスナップショットがどこにあるのか、プロジェクトの歴史が実際にどんな形をしているのかを、視覚的な地図で見せてくれます。手応えを感じられない日でも、自分がどれだけの仕事をしてきたかに気づかせてくれる、そんな画面です。

Freeプランではドラフトを2つまで、Proプランでは無制限に作れます。

書くための余白を広く

上部のナビゲーションバーを取り除きました。完全にです。ユーザーメニュー、通知、作業中の共同編集者は、サイドバーの下部にすっきりと収まりました。デスクトップでは、画面の縦幅をまるごと執筆に使えます。縦方向のピクセルは、ひとつ残らず原稿のためにあります。

モバイルでは、必要なものだけを載せた細いヘッダーがその代わりを務めます。

また、どのページでも開ける右側パネルを追加しました。コンテンツの詳細、メタデータ、スナップショット、ノート、プロジェクト情報はすべてここにまとまり、作業中の画面を離れずに確認できます。以前は、コンテンツの詳細をクリックするとモーダルダイアログが開き、その下のものがすべて隠れていました。今はサイドパネルで開くので、ドキュメントを表示したまま詳細を参照したり編集したりできます。

ノートとタスクを、どこからでも

これまでノートとタスクは、個々のプロジェクトのなかに閉じ込められていました。特定のプロジェクトに属さないちょっとした思いつきや、複数の原稿にまたがるタスクがあっても、自然に置ける場所がありませんでした。

どちらもメインのダッシュボードから使えるようになりました。プロジェクトを開かずにノートを書き留められます。最上位にタスクを作れます。ブレインストーミングのチャットも同様です。これまでまずプロジェクトを開かなければ使えなかったものが、いまいる場所で使えます。

きちんとしたお出迎え

以前は、新しいユーザーが最初に目にするのは、どこから手をつければいいのかわからない空っぽのプロジェクトページでした。今はスタートガイドのチェックリストがあり、最初にやっておきたい5つのことを順に案内します。プロジェクトを作る、ドキュメントで書く、コンテンツを整理する、ブレインストーミングのチャットを試す、既存の作品をインポートする、の5つです。

アプリを使っていくと、各ステップは自動的に完了になります。進捗バーが埋まっていき、すべて終えたらチェックリストを閉じられ、二度と表示されません。小さなことですが、「ここで何をすればいいのかわからない」と「次に何を試せばいいかはっきりわかる」の差は、第一印象にとってとても大きいのです。

初めて使う方には、ウェルカムバナーと、新しくデザインしたクイックアクションも表示され、最初のプロジェクト作成やテンプレートの見学へと案内します。

わかりやすくなったカード

コンテンツとプロジェクトのカードを全面的にデザインし直しました。どのカードも、アイコン、タイトル、そして実際によく使う操作をまとめたホバーメニューを備えた、高さの揃ったレイアウトに統一されています。右クリックメニューはどこでも使えます。名前の変更、詳細の表示、削除は、いつも期待どおりの場所にあります。

コンテンツのセクションにはステータス、色、種類のフィルターが加わりました。プロジェクトに50件のドキュメントがあっても、「進行中」のものだけに絞り込んだり、コンテンツの種類で絞り込んだりできます。プロジェクトのセクションには固定ヘッダーとすべて展開/すべて折りたたみボタンが付きました。プロジェクトの数が増えてくると、これがとても効いてきます。

実感できる30件の修正

今週はエディターのバグを数多く修正しました。ひとつひとつは派手なものではありません。けれど合わさると、執筆の体験は目に見えてなめらかになります。

変更履歴の記録には、編集が予測できない動きをする問題がいくつかありました。Backspaceキーを押すとおかしな結果になることがありました。記録中の変更の途中でEnterキーを押すと、段落が壊れることがありました。記録された変更を取り消しても、消えないことがありました。すべて修正済みです。変更履歴の表示モードと記録のオン/オフもきちんと保持されるようになったので、ドキュメントを開き直しても設定がリセットされません。

スペルチェックがページの再読み込み後に動いていなかった問題と、検索と置換のような一括操作のあとにスペルの印が更新されなかった問題を修正しました。スペルチェックは連続スクロールモードとも問題なく連携するようになりました。

右から左に書く言語のテキストを徹底的に見直しました。カーソルが文字と一緒に動かず、固定された位置に留まっていました。RTLとLTRを切り替えてもドキュメントの表示が更新されませんでした。RTLのコンテンツがエクスポートから抜け落ちていました。この3つをすべて解決し、エクスポートには引用ブロック、コールアウト、数式もきちんと含まれるようになりました。

スクロール:特にタイプライタースクロールモードで、カーソルが画面外で文字を入力してしまうことがありました。いくつかの特殊なケースにわたって修正しました。

カーソルそのものにも2つの不具合がありました。スペースを入力して手を止めると消えてしまうこと、そしてフォントのサイズや種類を変えると行頭に飛んでしまうことです。どちらも解消しました。

ドキュメントの編集履歴は、ちょっとした編集のたびに大量の記録を生み出し、ノイズだらけになっていました。ドキュメントの状態の差分をとる方式に切り替え、キー入力ごとに記録するのではなく、意味のある単位で変更をまとめるようにしました。

そして、コメント、ブックマーク、リンクのツールバーボタンは、テキストが選択されていないときにはきちんと無効になるようにしました。これまではクリックしても何も起きませんでした。

もうひとつ

フローチャートの線を、別のノードへドラッグしてつなぎ直せるようになりました。必要な処理が欠けていたせいでこれが動いていませんでした。フローチャートをよく使う方なら、すぐに違いを実感できるはずです。

次に予定していること

バージョン管理の仕組みは公開されましたが、すでにその先を考えています。スナップショットのラベル、スター付きスナップショット、そして共同作業のなかで特定のスナップショットをもっと簡単に参照できる方法です。レイアウトの変更は、より柔軟なワークスペースのための土台です。パネルの配置をカスタマイズできるようにするアイデアもありますが、それについてお話しするのはもう少し先になります。

この記事で紹介したものはすべて、すでに使えます。何かおかしいと感じたら、教えてください。いただいたフィードバックにはすべて目を通していて、それが次に作るものを直接形づくっています。

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